お使いの和室の畳、最後に替えたのはいつでしょうか。
お家を建ててから、まだ畳替えをしたことのない方も多いのではないでしょうか。
「畳をいつ替えれば良いの?」そんな疑問にお答えします。
畳替えは2種類あります
畳は、畳の表面のござ部分である「畳表」と、台座となる板の「畳床」から成り立ちます。
畳表で畳床をくるみ、端に「畳縁(へり)」を縫い付けます。
畳表だけを交換するのが「表替え」です。表替えの場合は、畳床はお使いのものをそのまま使います。
対して、畳表と畳床どちらも新品にするのが「新調畳」です。
畳はとってもサスティナブル
畳床は丈夫なので、畳床に問題がなければ畳表の交換(=表替え)をしましょう。
今お使いの畳床は再利用するので、ゴミも少なくて、新調畳と比べて安価で交換できます。
畳床が傷んできた場合は、畳床ごと交換(=新調畳)しましょう。
もともと日本の家屋は、必要な箇所を修理をしながら住み続けてきました。
無駄な修理は必要ありません。畳も例にもれず、畳表だけを交換することで無駄なく快適に住むように作られています。
畳替えの時期は?(表替え)
では本題。畳替えはいつすればよいのでしょうか。
畳床が問題なく、畳表だけを交換する場合、下記が目安となります。
・畳表がすり切れてきた
・畳表がけば立っている
・変色がひどい(もともとは緑のいぐさが、茶色に変色します)
年数で判断する場合、畳表を交換してから5年~7年くらいが次の表替えの目安です。
畳替えの時期は?(新調畳)
畳床ごと交換する必要があるのは、下記のようなケースです。
・畳にカビが生えてしまった(少しくらいならお手入れで取り除けますが、ひどい場合は交換をおすすめします)
・畳を踏むとフワフワとやわらかい(畳床が傷んでいるためです)
また、出入口の畳は頻繁に踏まれるため、へこみができることが多いです。
この場合も畳床ごと交換することをおすすめします。
年数で判断する場合、15年ほど使った畳は畳床ごとの新調をおすすめします。
最後に
上記の他、お使いの畳表を裏返す「裏返し」という方法があります。
これは畳表の状態が良ければ可能です。すり切れているような場合はいたしかねます。
どの方法が適切なのかわからない場合は、お伺いして実際に拝見してから、畳替えの方法をご提案しております。心配な場合は、ぜひお問い合わせください。